秋のエギングは、シーズン初期の小さな新子には2.5号、イカが育ってくる時期や風・水深がある日は3号を基準に選ぶのが基本です。エギの号数は大きさと重さの目安で、号数が上がるほど遠くへ飛び、速く沈み、大きなイカにアピールしやすくなります。一方で、小さなイカは大きなエギを抱きにくく、浅場では沈みが速すぎて根掛かりが増えることも。つまり「イカの大きさ」「水深」「風」の3つで号数を決めると迷いません。この記事では、2.5号・3号・3.5号の違いを早見表で整理し、季節と状況ごとの選び方、そろえておきたいエギとタックルのおすすめまでまとめました。
結論:秋イカは2.5号と3号どっち?
- 9月頃のシーズン初期・小さな新子が多い時期 → 2.5号が基本。イカが抱きやすいサイズで、浅場でもゆっくり探れる
- 10月以降・イカが大きくなってきた時期 → 3号を中心に。飛距離と沈下の速さのバランスがよく、秋の主力になる
- 風が強い日・水深のある堤防や磯 → 3号か3.5号。重さがあるぶん風に流されにくく、底を取りやすい
- 初めてエギをそろえる人 → 2.5号と3号を数本ずつ、色違いで用意する。3.5号は春の大型狙いやディープ用に後から足す
【早見表】エギの号数別の違い
| 号数 | 向く時期 | イカのサイズの目安 | 沈む速さの傾向 | 向く状況 |
|---|---|---|---|---|
| 2.5号 | 秋のシーズン初期(9月頃中心) | 新子〜小型が中心 | ゆっくり(目安・製品で異なる) | 浅場、港内、波や風の穏やかな日 |
| 3.0号 | 秋の中盤〜終盤(10月以降中心) | 小型〜中型が中心 | 普通(目安・製品で異なる) | 堤防全般、やや風がある日、秋の主力 |
| 3.5号 | 春の親イカシーズン、晩秋 | 中型〜大型が中心 | 速め(目安・製品で異なる) | 水深のある場所、強風時、遠投が必要な場面 |
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選び方のポイント
季節とイカの大きさで決める
エギのサイズ選びで最初に考えたいのが、狙うイカの大きさです。秋のシーズン初期は、その年に生まれた小さな新子が中心になるため、抱きやすい2.5号が有効な場面が多くなります。イカは秋が深まるにつれて成長するので、10月以降は3号に移行していくのが一般的な流れです。春は産卵のために接岸する大型の親イカが狙いになり、3.5号が中心になります。
水深と沈む速さで決める
エギは号数が大きいほど重く、沈む速さも速くなる傾向があります。水深の浅い港内や藻場で大きなエギを使うと、すぐ底に着いてしまい根掛かりが増えがちです。反対に水深のある堤防の先端や磯では、小さなエギだと底を取るまでに時間がかかり、潮に流されて狙った層を探りにくくなります。沈下速度は同じ号数でも製品やタイプによって異なるので、パッケージの表記を確認しましょう。
風と潮の強さで決める
風が強い日は、軽いエギほどラインが風にあおられて、エギの位置や着底がわかりにくくなります。そうした日は号数を一段上げると、飛距離が出て操作感も安定しやすいです。潮の流れが速い場所も同様で、重めのエギやシャロー用ではない標準〜ディープタイプを選ぶと底を取りやすくなります。逆に風も波も穏やかな日は、小さめの号数でゆっくり見せるほうが反応を得やすいこともあります。
タイプ別おすすめ
秋のシーズン初期に使う2.5号
9月頃の新子シーズンに、港内や浅場で小さなイカを狙う人向け。抱かせやすいサイズで、エギングの入門にも向いています。
秋の中盤以降の主力になる3号
イカが大きくなってくる10月以降や、やや風のある日の堤防で使う人向け。秋のエギングで最も出番が多くなりやすい号数です。
エギングを快適にするタックルと収納
エギを投げてしゃくる操作を快適にするロッドと、たくさんのエギを持ち運ぶケースがあると、釣りの効率が大きく変わります。
シーン別の使い分け
- 9月頃の港内・浅い堤防:2.5号を中心に、ゆっくり沈むタイプで探ります。小さなイカの群れが見えたら、抱かせやすいサイズで丁寧に誘いましょう。
- 10月以降の堤防:3号を主力にして、反応がなければ2.5号に落として様子を見ます。イカのサイズに合わせて号数を行き来するのがコツです。
- 風の強い日:普段より一段大きい号数を選ぶと、風にあおられにくく着底もわかりやすくなります。ラインの出方をよく見て操作しましょう。
- 水深のある堤防先端や磯:3号か3.5号で底を取りやすくします。ディープタイプのエギを使うと、深い層まで効率よく探れます。
- 春の親イカ狙い:大型のイカが中心になるので3.5号が基本。重めのエギを扱えるロッドを用意しておくと安心です。
👍 メリット
- 号数をイカの大きさに合わせると、抱かせやすさが上がりやすい
- 水深や風に合わせて号数を変えると、底を取りやすく操作も安定する
- 2.5号と3号をそろえれば、秋のエギングの多くの場面に対応できる
- 号数を一段上げ下げするだけで、状況の変化に手軽に対応できる
👎 デメリット
- 同じ号数でも製品やタイプで沈下速度が異なり、表記の確認が必要
- 小さい号数は風に流されやすく、強風時は操作が難しくなる
- 大きい号数を浅場で使うと根掛かりが増えやすい
- 号数とカラーをそろえると本数が増え、費用がかさみやすい
まとめ
- 秋の新子シーズンは2.5号、イカが育つ10月以降は3号が基本の流れ
- 春の大型狙いや水深のある場所、強風時は3.5号が中心になる
- 号数はイカの大きさ・水深・風の3つで決め、迷ったら一段上げ下げして様子を見る
- 沈下速度は製品やタイプで異なるので、パッケージの表記を確認して使い分ける
エギングの道具全体のそろえ方はエギング入門で詳しく整理しています。秋に狙える魚全般は秋の釣りガイド、エギングで使うラインの違いはPEライン・ナイロン・フロロカーボンの違いと使い分けもあわせて参考にしてください。
このテーマ全体の記事マップは釣り初心者の道具 総まとめにまとめています。
よくある質問
- 秋イカは2.5号と3号、結局どちらから始めればいい?
- シーズン初期の9月頃で、港内や浅場に小さな新子が多いなら2.5号から始めるのがおすすめです。10月以降にイカが大きくなってきたら、3号を主力にしていくのが一般的な流れです。どちらか一方に絞るよりも、両方を数本ずつ持っておき、反応を見ながら入れ替えるほうが釣果につながりやすいでしょう。迷ったら、その日の風と水深も考えて選んでみてください。
- エギの沈下速度はどれくらい?
- エギの沈下速度は、号数が大きいほど速くなる傾向がありますが、同じ号数でもメーカーやタイプによって異なります。浅場向けにゆっくり沈むシャロータイプや、深場向けに速く沈むディープタイプなどがあり、パッケージに1mあたりの沈下秒数の目安が書かれていることが多いです。実際の沈み方は潮や風の影響も受けるため、表記を参考にしつつ現場で着底までの時間を数えて把握しましょう。
- 3.5号は秋には使わないの?
- 3.5号は春の大型の親イカ狙いが中心ですが、秋でも出番がないわけではありません。晩秋になってイカが大きく育ってきた時期や、水深のある堤防や磯、風の強い日など、重さと飛距離が必要な場面では3.5号が役立つことがあります。一方で、シーズン初期の小さなイカには大きすぎることが多いので、秋は2.5号と3号を中心に、状況に応じて3.5号を加える使い方がおすすめです。
- エギのカラーはどう選べばいい?
- エギのカラーは、布の色と、その下にある下地(テープ)の色の組み合わせで考えるのが一般的です。日中の澄んだ潮ではナチュラル系、濁りがある日や朝夕のまずめ時はオレンジやピンクなどの目立つ系が選ばれることが多いです。ただし、その日のイカの反応で当たりの色は変わるので、系統の違う色をいくつか持っておき、反応がなければ交換していくのが基本です。
- エギングロッドがなくてもエギは使える?
- シーバスロッドなど、ある程度の長さと適合ルアー重量が合うロッドであれば、エギを投げて使うことはできます。ただし、エギング専用ロッドはしゃくりの動作でエギを跳ね上げやすい調子になっており、操作性や疲れにくさの面で有利です。まずは手持ちのロッドで試し、エギングを続けたいと感じたら専用ロッドを検討するとよいでしょう。ロッドの対応重量は必ず確認してください。