pickslog全ジャンル一覧へ戻る

PR 本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます

司馬遼太郎の読む順番|最初の1冊と戦国→幕末→明治の時代順早見表、長編の巻数まで

目次(14項目・タップで開く)

司馬遼太郎を初めて読むなら、上下巻でまとまる『燃えよ剣』か、1冊で読める短編集『新選組血風録』から入り、手応えを感じたら戦国→幕末→明治の時代順に長編へ進むのが失敗しにくい読む順番です。 司馬作品は代表作の多くが文庫で3〜8巻に及ぶ長編のため、いきなり『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』から始めると、途中で息切れしてしまう人も少なくありません。一方で、作品ごとに主人公も時代も独立しているので、決まった順番があるわけではなく、自分の興味のある人物や時代から読み始めてかまいません。この記事では、司馬遼太郎の代表作7作を物語の時代順に並べ、刊行年と文庫の巻数を早見表にまとめました。最初の1冊の選び方から、長編を読み通すコツまで紹介します。

結論:司馬遼太郎はこの順番で読む

  • まず1冊で司馬作品の魅力を知りたい → 『燃えよ剣』(新潮文庫で上下巻)
  • 長編の前に短い話で試したい → 『新選組血風録』(新選組隊士を描く連作短編集)
  • 時代順に日本史の流れをたどりたい → 『国盗り物語』『関ヶ原』の戦国から入り、幕末の『竜馬がゆく』へ
  • 明治の日本をじっくり味わいたい → 幕末ものを読んだあとに『坂の上の雲』(文春文庫で全8巻)

【早見表】司馬遼太郎の代表作を時代順に

時代順書名刊行年舞台の時代と主な人物文庫の巻数の目安こんな時に
1国盗り物語1965年戦国(斎藤道三・織田信長)新潮文庫で全4巻下剋上の時代を大きくつかみたい
2関ヶ原1966年戦国末(石田三成・徳川家康)新潮文庫で上中下の3巻天下分け目の駆け引きを味わいたい
3新選組血風録1964年幕末(新選組の隊士たち)角川文庫で1冊短編で気軽に試したい
4燃えよ剣1964年幕末(土方歳三)新潮文庫で上下巻最初の1冊を選びたい
5世に棲む日日1971年幕末(吉田松陰・高杉晋作)文春文庫で全4巻長州から見た幕末を知りたい
6竜馬がゆく1963年幕末(坂本竜馬)文春文庫で全8巻幕末の大きな流れに浸りたい
7坂の上の雲1969年明治(秋山好古・真之兄弟、正岡子規)文春文庫で全8巻近代日本の歩みを追いたい

※刊行年は単行本の初版(分冊の場合は第1巻)の年です。文庫の巻数は版によって変わることがあるため、購入前に確認してください。

表の「時代順」は物語の舞台となる時代を基準にした並びで、書かれた順番とは一致しません。幕末の長編3作は描かれる時期が重なり合っているため、『燃えよ剣』『世に棲む日日』『竜馬がゆく』はどれから読んでもかまいません。長編に慣れていない人は、時代順にこだわらず、まず巻数の少ない作品から始めて、2冊目以降で時代順を意識すると無理なく読み進められます。

👉 この記事のおすすめはこちら → タイプ別おすすめへジャンプ

選び方のポイント

最初の1冊は「巻数の少なさ」で選ぶ

司馬作品の入り口で大切なのは、読み切れる長さを選ぶことです。『燃えよ剣』は新潮文庫で上下巻、『新選組血風録』は1冊にまとまった短編集なので、司馬作品の語り口が自分に合うかを確かめるのにちょうどよい分量です。ここで面白いと感じたら、全4巻・全8巻の長編へ進んでも息切れしにくくなります。反対に、最初の数十ページで物語に入り込めないと感じたら、無理に読み進めず別の人物や時代の作品に切り替えるのも手です。司馬作品は主人公によって物語の雰囲気がかなり変わるので、相性のよい1作が見つかれば、そこから他の作品へも自然と手が伸びていきます。

時代順に読むと歴史の流れがつながる

作品同士に続きものの関係はありませんが、物語の時代順に読むと日本史の大きな流れが頭の中でつながっていきます。戦国の『国盗り物語』『関ヶ原』、幕末の『燃えよ剣』『世に棲む日日』『竜馬がゆく』、明治の『坂の上の雲』と進めば、ひとりの作家の目を通して数百年分の歴史をたどる読書になります。たとえば『関ヶ原』で描かれる戦いのあとに江戸幕府が開かれ、その幕府が揺らいでいく時代が『燃えよ剣』や『竜馬がゆく』の舞台になります。前の作品で読んだ時代の空気を覚えたまま次の作品に進むと、時代が移り変わっていく実感が得られます。

好きな人物から入るのも近道

大河ドラマや漫画、ゲームで気になった人物がいるなら、その人物が主人公の作品から読むのがいちばん入りやすい方法です。土方歳三なら『燃えよ剣』、坂本竜馬なら『竜馬がゆく』、高杉晋作なら『世に棲む日日』というように、人物から作品を選ぶと物語に感情移入しやすくなります。すでに人物の顔や名前を知っているぶん、登場人物の多さに戸惑うことも少なく、長編でも読み進めやすいのが利点です。映像作品と小説では人物の描かれ方が違うこともあるので、その違いを楽しむのも一つの読み方です。

同じ時代を別の視点で読み比べる

幕末は司馬作品の中でも特に作品数が多い時代です。新選組の側から描いた『燃えよ剣』と、倒幕に動いた側を描く『竜馬がゆく』『世に棲む日日』を読み比べると、同じ出来事でも立場によって見え方が変わることに気づけます。これが司馬作品を何冊も読み継ぐ楽しみのひとつです。ある作品では脇役だった人物が、別の作品では物語の中心にいることも珍しくありません。1冊読み終えるたびに「この人物の側から見たらどうだったのか」と次の作品を選んでいくと、読書が自然と広がっていきます。

読む前に知っておきたいこと

  • Kindle版の有無や読み放題の対象かどうかは時期によって変わるため、購入前にAmazonの商品ページで確認してください。 長編は巻ごとに販売されていることが多いので、まず1巻だけ買って相性を見るのもひとつの方法です。
  • 各作品は独立しているので、どこから読んでも問題ありません。 時代順はあくまで歴史の流れをつかみやすくするための目安で、前の作品を読んでいないと話がわからないということはありません。
  • 作中の表記は「竜馬」です。 坂本龍馬を描いた作品ですが、書名や作中では「竜馬」と表記されています。検索するときは「竜馬がゆく」で探しましょう。
  • 小説であり、史実そのものではありません。 史料をもとにしつつも作家の解釈や創作が加わっているため、歴史の入り口として楽しみ、興味が湧いたら専門書で確かめるのがおすすめです。
  • 紙と電子で巻構成が違う場合があります。 電子書籍には複数巻をまとめた合本版が出ていることもあるので、何巻まであるかを確認してから買うと迷いません。電子書籍は文字の大きさを変えられるので、文庫の小さな文字が読みにくい人や、難しい漢字が多くて辞書を引きたい人にも向いています。一方、紙の文庫は残りのページ数が手触りでわかり、長編でも進み具合をつかみやすいのが利点です。

タイプ別おすすめ

まず1冊で司馬作品を試したい人向け

長編に挑む前に、司馬遼太郎の語り口や人物の描き方が合うかを確かめたい人向けです。どちらも新選組を題材にしているので、続けて読むと人物像がより立体的になります。おすすめは、短編集で隊士たちの顔ぶれをつかんでから長編に進む順番です。もちろん長編から読んで、気になった隊士の話を短編集で拾っていく読み方でもかまいません。

新選組血風録(司馬遼太郎)

新選組血風録(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.73(26件) ¥1,144〜(10/26 楽天調べ)

新選組に集った隊士たちそれぞれの運命を、一話ごとに描いた連作短編集。短い話から読めるので、長編が苦手な人でも司馬作品の味わいを気軽に試せます。

戦国から時代順に読みたい人向け

日本史の流れに沿って読み進めたい人は、戦国の2作から始めましょう。下剋上から天下分け目の戦いまで、戦国の大きな転換点をたどれます。『国盗り物語』で戦国大名がのし上がっていく時代をつかみ、『関ヶ原』で天下の行方が決まる場面へ進むと、戦国という時代の始まりと終わりを続けて味わえます。

国盗り物語(司馬遼太郎)

国盗り物語(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.78(23件) ¥1,045〜(10/26 楽天調べ)

油売りから美濃の国主へとのし上がる斎藤道三と、道三の娘婿となる織田信長を描く長編。二人の人物を通して、戦国の下剋上の流れを大きくつかめます。

関ヶ原(司馬遼太郎)

関ヶ原(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.74(27件) ¥1,045〜(10/26 楽天調べ)

豊臣秀吉の死後、石田三成と徳川家康が天下をめぐって対峙するまでを描く長編。合戦そのものより、そこに至る人心の駆け引きが読みどころです。

幕末から明治へ長編に浸りたい人向け

司馬作品の真骨頂ともいえる大長編です。巻数は多めですが、ひとたび物語に入り込むと、時代のうねりの中を登場人物と一緒に駆け抜けるような読書体験が待っています。幕末の2作で倒幕へ向かう若者たちの姿を追い、その後に明治の『坂の上の雲』へ進むと、新しい国づくりに挑んだ世代へと物語がつながっていきます。

世に棲む日日(司馬遼太郎)

世に棲む日日(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.68(38件) ¥770〜(10/26 楽天調べ)

倒幕へ向かう長州藩を舞台に、思想家の吉田松陰と、その志を行動に移した高杉晋作を描く長編。師から弟子へ受け継がれる熱が読みどころです。

竜馬がゆく(司馬遼太郎)

竜馬がゆく(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.68(104件) ¥869〜(10/26 楽天調べ)

土佐の郷士の家に生まれた坂本竜馬が、幕末の動乱の中で自分の道を切り開いていく大長編。同時代を生きた若者たちの群像劇としても楽しめます。

坂の上の雲(司馬遼太郎)

坂の上の雲(司馬遼太郎)

★★★★★ 4.72(149件) ¥825〜(10/26 楽天調べ)

伊予松山出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規を軸に、明治の日本の歩みを描く大長編。近代国家へ向かう時代の空気を、人物の青春と重ねて味わえます。

シーン別の選び方

  • 通勤や休憩の合間に少しずつ読みたい:一話ごとに区切りのある『新選組血風録』が向いています。短い時間でも話の切れ目まで読めるので、続きが気になって中断しにくいということがありません。
  • 連休にまとまった時間がある:上下巻の『燃えよ剣』なら、数日で一気に読み切りやすい分量です。物語の勢いを途切れさせずに読めるので、司馬作品の面白さを実感しやすくなります。
  • 大河ドラマや映画をきっかけに読みたい:作品の主人公と同じ人物を描いた司馬作品を選ぶと、映像で知った人物像との違いも楽しめます。
  • 数か月かけて1つの物語に浸りたい:『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』のような全8巻の大長編を、1巻ずつじっくり読み進めましょう。読み終えたときに、主人公と長い時間を過ごしたような満足感が得られるのが大長編ならではの魅力です。
  • 日本史の流れをおさらいしたい:早見表の時代順に、戦国の作品から順に読み進めるのがおすすめです。

👍 メリット

  • 作品ごとに独立しているので、どこから読んでも楽しめる
  • 時代順に読むと日本史の大きな流れがつながる
  • 人物の生き方や決断が生き生きと描かれ、物語として読みやすい
  • 同じ時代を別の立場から描いた作品を読み比べられる

👎 デメリット

  • 代表作の多くが文庫で3〜8巻と長く、読み通すには時間がかかる
  • 作中に作家の考えを語る余談が多く、好みが分かれやすい
  • 小説としての脚色があり、史実とは異なる部分もある
  • 官職名や地名など、時代特有の言葉に最初は戸惑うことがある

まとめ

  • 最初の1冊は、上下巻の**『燃えよ剣』か短編集の『新選組血風録』**が入りやすい
  • 作品同士は独立しているので、好きな人物や時代から読み始めてよい
  • 歴史の流れをつかみたいなら、戦国→幕末→明治の時代順に読むとつながりが見える
  • 長編は1巻ずつ買って相性を確かめると、途中で挫折しにくい

江戸の市井を舞台にした時代小説のシリーズを長く楽しみたいなら鬼平犯科帳の順番、司馬作品以外の歴史小説も含めて入門書を探すなら歴史小説のおすすめ8選|初心者でも読みやすい戦国・幕末・江戸の市井ものを読む順つきで、長編を電子と紙のどちらで読むか迷ったらKindleと紙の本どっちがいい?も参考にしてください。ジャンル全体から探すならKindleで読めるおすすめ本まとめが便利です。

よくある質問

司馬遼太郎の作品は、決まった読む順番がありますか?
作品同士に続きものの関係はないため、決まった順番はありません。好きな人物や興味のある時代から読み始めて大丈夫です。ただし、日本史の流れをつかみたいなら、戦国の『国盗り物語』『関ヶ原』、幕末の『燃えよ剣』『竜馬がゆく』、明治の『坂の上の雲』というように、物語の時代順に読むと出来事や人物のつながりが見えやすくなります。
司馬遼太郎を初めて読むなら、どの作品がおすすめですか?
新潮文庫で上下巻にまとまっている『燃えよ剣』が入りやすい作品です。新選組副長の土方歳三を主人公に、物語としての勢いがあり、司馬作品の語り口に慣れるのにちょうどよい分量です。長編に不安があるなら、隊士一人ひとりを描いた短編集『新選組血風録』から試し、気に入ったら『燃えよ剣』へ進むのもおすすめです。どちらも新選組が題材なので、続けて読むと理解が深まります。
『竜馬がゆく』と『坂の上の雲』は何巻ありますか?
どちらも文春文庫で全8巻の大長編です。『竜馬がゆく』は幕末の坂本竜馬を、『坂の上の雲』は明治の日本を舞台に秋山好古・真之兄弟と正岡子規を描いています。分量が多いので、司馬作品に慣れてから挑むと読み通しやすくなります。電子書籍では合本版が出ていることもあるため、購入前に巻構成を確認しておきましょう。まずは1巻だけ読んで相性を確かめるのも手です。
『竜馬がゆく』の「竜馬」は、なぜ「龍馬」ではないのですか?
書名や作中で「竜馬」の表記が使われているためです。坂本龍馬という実在の人物をモデルにしつつ、小説の主人公として描かれていることもあり、作品名としては「竜馬がゆく」が正式な表記です。書店やKindleストアで探すときに「龍馬がゆく」で検索すると見つかりにくい場合があるので、「竜馬がゆく」で検索するのが確実です。
司馬遼太郎の小説は史実として読んでもいいですか?
司馬作品は史料をもとにしながらも、作家の解釈や創作が加わった歴史小説です。人物の会話や心の動きなどは物語として描かれている部分が多く、史実そのものとは異なる点もあります。歴史への興味を広げる入り口として楽しみ、気になった出来事や人物については、歴史の解説書や専門書で確かめながら読むと理解がより深まります。
長編を途中で挫折しないコツはありますか?
まず上下巻の作品で司馬作品の語り口に慣れてから、全4巻・全8巻の長編に進むのがおすすめです。長編は一気に読もうとせず、1巻ずつ区切りをつけて読み進めると負担が軽くなります。電子書籍なら複数巻を持ち歩けるので、通勤時間などのすき間に読み進めやすいのも利点です。作中の余談は読み飛ばしても物語は追えるので、気負わず楽しみましょう。