猿の惑星を初めて観るなら、2011年の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から始めて、『新世紀(ライジング)』『聖戦記(グレート・ウォー)』『キングダム』へ公開順に進むのがいちばん入りやすい順番です。 猿の惑星は1968年の1作目から続く長寿シリーズで、1968年から1973年のオリジナル5作、2001年のティム・バートン監督によるリメイク1作、2011年から始まるリブート4作という3つの系統に分かれます。系統ごとに物語の世界は別物として作られているため、全作を一直線に並べる必要はなく、「どの系統から入るか」を決めれば迷いません。この記事では、全10作の公開年と監督を系統別の早見表にまとめ、リブートから入る順番、オリジナル1作目をどこで観るかをネタバレなしで整理します。
結論:猿の惑星はこの順番で観る
- 初めて観る・迷ったら → リブート系を公開順に。『創世記』(2011年)→『新世紀』(2014年)→『聖戦記』(2017年)→『キングダム』(2024年)
- まず1本だけ観て合うか確かめたい → 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。猿が知性を得ていく始まりの物語で、単独でも区切りがつく
- シリーズの原点を押さえたい → 1968年の『猿の惑星』。リブート4作を観たあとに観ると、設定のつながりが見えて二度おいしい
- 古典をじっくり味わいたい → オリジナル5作を『猿の惑星』→『続』→『新』→『征服』→『最後の』の公開順に。2001年版は独立した1本として好きなタイミングで
【早見表】猿の惑星 全10作の系統と公開順
公開年は劇場公開年、系統は物語の世界ごとの区分です。リブート系の4作は作中の時間も公開順どおりに進むので、公開順=時系列順と考えて問題ありません。オリジナル系の5作も公開順で観るのが前提の作りになっています。
| 公開順 | 作品名 | 公開年 | 監督 | 系統 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 猿の惑星 | 1968年 | フランクリン・J・シャフナー | オリジナル | 原点の衝撃を味わいたい |
| 2 | 続・猿の惑星 | 1970年 | テッド・ポスト | オリジナル | 1作目の続きが気になる |
| 3 | 新・猿の惑星 | 1971年 | ドン・テイラー | オリジナル | シリーズの転換点を観たい |
| 4 | 猿の惑星・征服 | 1972年 | J・リー・トンプソン | オリジナル | 猿の反乱の始まりを観たい |
| 5 | 最後の猿の惑星 | 1973年 | J・リー・トンプソン | オリジナル | オリジナルを完走したい |
| 6 | 猿の惑星(ティム・バートン版) | 2001年 | ティム・バートン | リメイク | 独立した1本を気軽に観たい |
| 7 | 猿の惑星:創世記(ジェネシス) | 2011年 | ルパート・ワイアット | リブート | 初めて観る人の入口 |
| 8 | 猿の惑星:新世紀(ライジング) | 2014年 | マット・リーヴス | リブート | 猿と人間の緊張を味わいたい |
| 9 | 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) | 2017年 | マット・リーヴス | リブート | 三部作の結末を見届けたい |
| 10 | 猿の惑星/キングダム | 2024年 | ウェス・ボール | リブート | 新しい主人公から入りたい |
系統別に観る順番を整理すると次のようになります。リブート系から入るのが基本で、オリジナル1作目は「リブート4作の次」か「いちばん最初」のどちらかに置くと観やすくなります。
| 観方 | 順番 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 初めて向け(おすすめ) | 創世記 → 新世紀 → 聖戦記 → キングダム → 猿の惑星(1968年) | 新しい映像から入って、最後に原点を確かめたい |
| 原点から | 猿の惑星(1968年) → 創世記 → 新世紀 → 聖戦記 → キングダム | 1作目の有名な設定を先に知っておきたい |
| 古典を完走 | 猿の惑星 → 続 → 新 → 征服 → 最後の(1968〜1973年) | 昔の映画の雰囲気や当時の社会風刺を楽しみたい |
| 全部観る | オリジナル5作 → 2001年版 → リブート4作 | 公開順にシリーズの変遷を追いたい |
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選び方のポイント
初めてならリブート『創世記』から観る
2011年の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は、現代に近い時代を舞台に、1匹のチンパンジーが知性を得ていく過程を描く物語です。「猿が人間を支配する惑星」という有名な設定を知らなくても、むしろ知らないほうが新鮮に楽しめる作りになっていて、シリーズの入口としていちばん敷居が低い1本です。映像も新しく、猿たちの表情や動きが細やかに描かれているので、古い映画が苦手な人でも入りやすいでしょう。続く『新世紀(ライジング)』は前作から10年後、『聖戦記(グレート・ウォー)』はさらにその後を描き、3作で一区切りの三部作になっています。2024年の『キングダム』は『聖戦記』から300年後の世界が舞台で、若いチンパンジーのノアを主人公にした新章です。
オリジナル1作目は「リブートのあと」か「最初」に置く
1968年の『猿の惑星』は、宇宙飛行士たちが見知らぬ惑星に不時着するところから始まる物語で、シリーズ全体の原点です。リブート系とは別の世界として作られていますが、リブート4作は「猿が知性を得て、人間との力関係が変わっていく過程」を描いているので、1968年版の設定をなぞる場面や小ネタが随所にあります。初めての人には、リブート4作を観終えたあとに1968年版を観る順番をおすすめします。リブートで積み上げた物語の先に原点を置くと、設定のつながりが腑に落ちやすいからです。逆に、まず有名な原点を押さえておきたい人は、1968年版を最初に1本だけ観てからリブートに進んでも問題ありません。1作目は単独で完結しているので、どちらの位置に置いても楽しめます。
2001年版は独立した1本として扱う
2001年の『猿の惑星』は、ティム・バートン監督が1968年版を現代的に作り直したリメイクで、オリジナル系ともリブート系ともつながらない独立した作品です。観る順番に組み込む必要はなく、「バートン監督らしい濃い造形の猿たちを観てみたい」「シリーズの全部を観たい」というときに、好きなタイミングで挟むのがよいでしょう。全部観るなら、公開順どおりオリジナル5作のあと、リブート4作の前に置くと流れが自然です。
オリジナル5作は公開順で、続編ほど雰囲気が変わる
1968年から1973年にかけて毎年のように公開されたオリジナル5作は、公開順で観るのが前提の作りです。2作目以降は時間を越える展開も含まれ、順番を入れ替えると人物のつながりが分かりにくくなります。1作目はフランクリン・J・シャフナー監督、2作目はテッド・ポスト監督、3作目はドン・テイラー監督、4作目と5作目はJ・リー・トンプソン監督と、作ごとに監督が代わり、冒険SFから社会風刺色の強いドラマへと雰囲気が変わっていくのも見どころです。まずは1作目だけ観て、気に入ったら続編へ進む段階的な観方でも十分です。
観る前に知っておきたいこと
- 配信状況(見放題・レンタル・購入)は時期によって変わるため、視聴前にPrime Videoの作品ページで確認してください。系統ごとに配信の有無が分かれることもあるので、観る順番を決めたら先にまとめて確認しておくと安心です。
- 字幕版と吹替版はどちらでも楽しめます。リブート系は猿たちの表情が物語の中心なので、画面に集中しやすい吹替版も選択肢に入ります。
- 2001年版の邦題はオリジナル1作目と同じ『猿の惑星』です。作品ページでは公開年や監督名(ティム・バートン)で見分けてください。
- リブート系やオリジナル系には、戦いや動物実験を思わせる場面など、緊張感の強い描写があります。家族で観る場合は、作品ページで年齢区分や内容を確認してからにしましょう。
- 上映時間は多くの作品が2時間前後です。リブート4作を一気見する場合は、三部作と『キングダム』で日を分けると疲れにくくなります。
タイプ別おすすめ
初めてなら「リブート三部作」から
猿が知性を得ていく始まりから、人間との関係が大きく変わるまでを3作で描く系統です。公開順どおりに進めば、作中の時間もそのまま流れます。
新章から入りたい人向け
三部作から300年後を舞台に、新しい主人公で始まる最新作です。前の3作を観ていなくても話に入れますが、観ておくと受け継がれた言葉や価値観の重みが増します。
原点と古典を押さえたい人向け
1968年の1作目と、その続編、そして2001年のリメイクです。リブートを観終えてから原点に戻ると、設定の受け継がれ方がよく見えます。
シーン別の選び方
- 週末に1本だけ観たい:『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。単独でも区切りがつき、続きが気になれば翌週に『新世紀』へ進めます。
- 連休でリブート系を一気見したい:1日目に『創世記』『新世紀』、2日目に『聖戦記』『キングダム』。三部作と新章で区切ると無理なく完走できます。
- 古い映画の雰囲気が好き:1968年の『猿の惑星』から公開順にオリジナル5作へ。当時の特殊メイクや社会風刺を味わえます。
- 家族で観たい:まずは『創世記』を一緒に観て反応を見るのがおすすめです。緊張感の強い場面もあるので、年齢区分や内容は作品ページで確認してからにしましょう。
- シリーズの変遷を追いたい:公開順に全10作。1968年から2024年まで、半世紀を超える映像技術と物語の変化を追いかけられます。
👍 メリット
- 系統が3つに分かれているので、全10作を一直線に観る必要がない
- リブート系は公開順=時系列順で、順番に迷わない
- 1作目は単独で完結していて、どの位置に置いても楽しめる
- 新しい映像のリブートと古典のオリジナルで、好みに合わせて入口を選べる
👎 デメリット
- オリジナル系と2001年版は、作品名が同じ『猿の惑星』で紛らわしい
- リブート三部作は重めの物語で、気軽に観たい夜には向きにくい
- オリジナル5作は半世紀前の作品で、映像や演出に古さを感じることがある
- 配信状況は系統ごと・時期ごとに変わるため確認が必要
まとめ
- 初めてならリブート『創世記』(2011年)から『新世紀』『聖戦記』『キングダム』へ公開順に観る
- 1968年の1作目は、リブート4作のあとに観ると設定のつながりが見えやすい。先に観てもよい
- 2001年版は独立したリメイクなので、順番に組み込まず好きなタイミングで
- オリジナル5作は公開順が前提。配信状況は視聴前に作品ページで確認する
SF映画そのものに慣れていない人は、観やすい名作から入れるSF映画のおすすめ初心者向け7選、ほかの長編シリーズの観る順番も知りたい人はシリーズ映画の一気見おすすめ8選も参考にしてください。気分や観る相手から選べる記事は配信で観られるおすすめ映画まとめにまとめています。
よくある質問
- 猿の惑星は全部で何作ある?
- 劇場公開された作品は全10作です。1968年から1973年のオリジナル5作(『猿の惑星』『続・猿の惑星』『新・猿の惑星』『猿の惑星・征服』『最後の猿の惑星』)、2001年のティム・バートン監督によるリメイク1作、2011年から始まるリブート4作(『創世記』『新世紀』『聖戦記』『キングダム』)という構成です。系統ごとに物語の世界は別として作られています。
- 猿の惑星を初めて観るなら、どれから観ればいい?
- 2011年の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から観るのがおすすめです。猿が知性を得ていく始まりを描く物語で、シリーズの有名な設定を知らなくても楽しめる作りになっています。気に入ったら『新世紀』『聖戦記』『キングダム』へ公開順に進み、最後に1968年の『猿の惑星』を観ると、設定のつながりが見えて楽しみが増します。
- 1968年のオリジナル1作目は、いつ観るのがいい?
- リブート4作を観終えたあとに観る順番をおすすめします。リブート系は猿が知性を得て人間との関係が変わる過程を描いているので、その先に原点を置くと設定が腑に落ちやすいからです。ただし1作目は単独で完結しているので、先に観てからリブートに進んでも問題ありません。有名な設定を先に押さえたい人は最初に観る順番でもよいでしょう。
- リブート系とオリジナル系は物語がつながっている?
- 物語としては別の世界として作られていて、登場人物や出来事が直接つながっているわけではありません。ただし、リブート系はオリジナル1作目の設定を意識して作られており、原点を思わせる小ネタや名前が随所に登場します。そのため、どちらの系統を先に観ても楽しめますが、両方観ると発見が増える関係です。2001年版はどちらともつながらない独立したリメイクです。
- 『キングダム』だけ先に観ても大丈夫?
- 2024年の『猿の惑星/キングダム』は三部作から300年後が舞台で、若いチンパンジーのノアを主人公にした新章なので、前の3作を観ていなくても話に入れます。ただし三部作から受け継がれた言葉や価値観が物語の軸になっているため、『創世記』から観ておくと重みが増します。時間がなければ『キングダム』から観て、気に入ったら三部作にさかのぼる順番でもよいでしょう。なお、続く新作の製作も報じられているので、最新情報は公式の発表を確認してください。
- Prime Videoで猿の惑星は全作観られる?
- 配信状況(見放題・レンタル・購入)は時期によって変わるため、視聴前にPrime Videoの作品ページで確認してください。オリジナル系・2001年版・リブート系で配信の有無や形態が分かれることもあります。観る順番を決めたら、先にまとめて配信状況を確認しておくと、途中で止まらずに観進められます。2001年版と1968年版は邦題が同じなので、公開年で見分けると確実です。