ドクター・ストレンジの映画は、『ドクター・ストレンジ』(2016年)と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)の2作を公開順に観るだけで、主人公の物語はきちんと追えます。 ただし2作目は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)全体で描かれてきた「マルチバース」という設定の上に成り立つ作品なので、間に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を挟むと、登場人物の立場や世界の状況がぐっとわかりやすくなります。ストレンジが脇役として関わる『マイティ・ソー バトルロイヤル』も、余裕があれば加えたい1本です。この記事では、2作だけで追う順、マルチバースの流れで観る順、関連6作の公開順早見表を、ネタバレなしで整理しました。
結論:目的別にこの順番がおすすめ
- とにかく主人公の物語だけ追いたい → 『ドクター・ストレンジ』(2016年)→『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)の2作を公開順に
- マルチバースの流れまで理解して2作目を観たい → 『ドクター・ストレンジ』→『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』→『アベンジャーズ/エンドゲーム』→『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』→『マルチバース・オブ・マッドネス』
- ストレンジの登場シーンを全部拾いたい → 上の流れに『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)を『ドクター・ストレンジ』の直後に足す
- 2作目の主要人物ワンダの背景も知っておきたい → ドラマ『ワンダヴィジョン』を『エンドゲーム』のあとに1本挟む(本記事では一言の紹介にとどめます)
【早見表】ドクター・ストレンジ関連6作を公開順に
公開年は米国での劇場公開年で、日本公開が翌年になった作品は括弧内に記載しています。「ストレンジの関わり」は、主役か脇役かの目安です。
| 作品名 | 公開年 | 監督 | ストレンジの関わり | こんな気分の時に |
|---|---|---|---|---|
| ドクター・ストレンジ | 2016年(日本2017年) | スコット・デリクソン | 主役・誕生の物語 | まず1本、映像の驚きを味わいたい |
| マイティ・ソー バトルロイヤル | 2017年 | タイカ・ワイティティ | 脇役・短い登場 | 明るく笑える冒険を観たい |
| アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | 2018年 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ | 主要メンバーの一人 | 大勢のヒーロー共演を観たい |
| アベンジャーズ/エンドゲーム | 2019年 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ | 主要メンバーの一人 | 休日にじっくり集大成を観たい |
| スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | 2021年(日本2022年) | ジョン・ワッツ | 重要な脇役 | マルチバースの入口を楽しみたい |
| ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス | 2022年 | サム・ライミ | 主役・2作目 | ホラー風味の冒険で驚きたい |
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選び方のポイント
まず押さえたいのは「2作だけで追える」ということ
ドクター・ストレンジの単独映画は、2016年の『ドクター・ストレンジ』と2022年の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の2作です。1作目は、事故で外科医としての手を失った天才医師スティーヴン・ストレンジが、治療法を求めて旅に出て、神秘の力を学んでいく誕生の物語。主人公の人柄や力の仕組み、師匠や仲間との関係はこの1本でしっかり描かれるので、MCUのほかの作品を知らなくても問題なく楽しめます。2作目は、その続きとして、ストレンジが並行世界をめぐる騒動に巻き込まれていく物語です。主人公の歩みだけを追うなら、この2作を公開順に観れば十分に流れはつながります。
2作目の前に「マルチバースの流れ」を知っておくと理解が深まる
一方で、2作目のタイトルにもある「マルチバース」は、MCUの複数の作品をまたいで少しずつ描かれてきた設定です。とくに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、ストレンジが重要な脇役として登場し、並行世界をめぐる出来事の入口となる作品なので、2作目の直前に観ておくと話が格段にわかりやすくなります。さらにその前にある『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、ストレンジがヒーローたちの一員として戦う2部作で、世界が大きな出来事を経たあとに2作目が始まる、という状況の理解に役立ちます。時間があるなら、1作目→『インフィニティ・ウォー』→『エンドゲーム』→『ノー・ウェイ・ホーム』→2作目の5本の流れがおすすめです。
『バトルロイヤル』とドラマは「余裕があれば」で十分
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)は、ソーが主役の明るい冒険活劇で、ストレンジは短い場面にのみ登場します。見逃しても2作目の理解には影響しませんが、ストレンジの登場シーンをすべて拾いたい人や、気軽に笑える1本を挟みたい人には向いています。また、2作目に主要人物として関わるワンダ(スカーレット・ウィッチ)については、ドラマ『ワンダヴィジョン』でその背景が描かれています。2作目は映画だけでも物語を追えるように作られていますが、ワンダの事情をより深く理解したい場合は、『エンドゲーム』のあとに1本挟む選択肢があると覚えておくとよいでしょう。本記事はネタバレを避けるため、ドラマの内容には踏み込みません。
作風の違いを知っておくと選びやすい
1作目のスコット・デリクソン監督作は、空間が折りたたまれるような映像の驚きが見どころで、ヒーロー誕生の王道の物語として評されることが多い作品です。2作目のサム・ライミ監督作は、『スパイダーマン』3部作で知られる監督らしい、ホラー風味の演出が特徴と評されています。同じ主人公でも後味がかなり違うので、家族で観るなら1作目、ちょっと怖い映像も楽しめる人なら2作目まで、という選び方もできます。小さな子どもと観る場合は、2作目の年齢区分や内容を事前に確認してから選んでください。
観る前に知っておきたいこと
- 配信状況(見放題・レンタル・購入)は時期によって変わり、同じシリーズでも作品ごとに扱いが異なることがあります。視聴前にPrime Videoの作品ページで確認し、ディズニープラスなどほかのサービスも含めて、各サービスで最新の状況を確認してください。
- 字幕版と吹替版の両方が用意されている作品が多いので、登場人物の多い『アベンジャーズ』2作は吹替で観ると流れを追いやすい場合があります。
- 本編のあと、エンドクレジットの途中や最後におまけ映像が入っている作品が多いので、最後まで再生しておくのがおすすめです。
- 2作目はホラー風味の演出があり、驚かせる場面や不気味な描写が含まれると評されています。小さな子どもと観る場合は年齢区分と内容を確認してから選びましょう。
- 『アベンジャーズ』2作は長めの作品なので、休日などまとまった時間がとれる日に観ると物語に入り込みやすくなります。
タイプ別おすすめ
まず観たいストレンジの2作
主人公の物語を追うだけなら、この2作を公開順に観れば十分です。1作目はMCUを知らなくても楽しめます。
マルチバースの流れを作る3作
2作目の前に観ておくと、世界の状況と並行世界の設定がつかめる3作です。『アベンジャーズ』2作は続けて観るのがおすすめです。
余裕があれば加えたい1本
ストレンジの登場シーンを全部拾いたい人向け。物語の理解には必須ではないので、気軽に挟める1本として考えてください。
シーン別の選び方
- 今夜1本だけ観たい:『ドクター・ストレンジ』(2016年)が最適です。MCUの前提知識がなくても楽しめ、約2時間で物語が完結します。
- 週末に2作を続けて観たい:1作目→2作目の公開順で。2作目の前に、並行世界の設定が映画の中でも説明されるので、2作だけでも流れはつながります。
- 連休で流れをまるごと追いたい:1作目→『インフィニティ・ウォー』→『エンドゲーム』→『ノー・ウェイ・ホーム』→2作目の5本。『アベンジャーズ』2作は同じ日に続けて観ると一続きの物語として味わえます。
- 家族や友人と気軽に観たい:1作目か『マイティ・ソー バトルロイヤル』が候補です。どちらも明るい見せ場が多く、前の作品を観ていなくても入りやすいと言われます。
- ちょっと怖い映像も楽しみたい夜:2作目の『マルチバース・オブ・マッドネス』が向いています。ホラー作品で知られるサム・ライミ監督らしい演出が評されています。
👍 メリット
- 単独映画は2作だけなので、MCUの中でも短時間で追いやすい
- 1作目は前提知識なしで楽しめ、MCUの入口としても選びやすい
- 関連作を足すと、並行世界の設定や登場人物の立場が自然にわかる
- 1作目と2作目で作風が違い、2本続けても飽きにくい
👎 デメリット
- 2作目は並行世界の設定を前提にしており、2作だけだと戸惑う場面もある
- 流れをまるごと追うと『アベンジャーズ』2作を含めて5本以上になり時間がかかる
- 2作目はホラー風味の描写があり、小さな子どもには向きにくい
- 作品によって配信の扱いが異なり、サービスをまたぐ必要が出ることがある
まとめ
- 主人公の物語だけなら**『ドクター・ストレンジ』(2016年)→『マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)の2作**で追える
- 並行世界の流れまで味わうなら、**2作の間に『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』『ノー・ウェイ・ホーム』**を挟む
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』とドラマ『ワンダヴィジョン』は余裕があればで十分
- 配信状況は作品ごとに異なるため、全作分をPrime Videoや各サービスで確認してから始める
MCU全体をどの順番で観るか迷っている人はマーベル映画の見る順番で公開順と最低限観るべき作品を整理しています。シリーズものをもっと楽しみたいならシリーズ映画の一気見おすすめ、見放題とレンタルの違いはPrime Videoの見放題とレンタルの違いも参考にしてください。
よくある質問
- ドクター・ストレンジは2作だけ観れば話がわかる?
- 主人公の物語としては、2016年の『ドクター・ストレンジ』と2022年の『マルチバース・オブ・マッドネス』を公開順に観れば流れはつながります。1作目で主人公の人柄や力の仕組みが描かれ、2作目はその続きです。ただし2作目は並行世界という設定の上に成り立っていて、映画の中でも説明はあるものの、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』などを先に観ておいたほうが状況をつかみやすくなります。
- 『マルチバース・オブ・マッドネス』の前に観ておくべき作品は?
- 優先順位の高い順に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』の2部作です。『ノー・ウェイ・ホーム』はストレンジが重要な脇役として登場し、並行世界をめぐる出来事の入口となる作品です。『アベンジャーズ』2作は、世界が大きな出来事を経たあとに2作目が始まるという状況の理解に役立ちます。
- ドラマ『ワンダヴィジョン』は観ないとだめ?
- 必須ではありません。2作目は映画だけでも物語を追えるように作られています。ただし、2作目の主要人物であるワンダの背景はドラマ『ワンダヴィジョン』で描かれているため、彼女の事情をより深く理解したい人は『エンドゲーム』のあとに観ておくと、2作目の見方が変わると言われます。配信の有無や扱いは時期によって変わるので、視聴前に各サービスで確認してください。
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』にもストレンジは出る?
- はい、短い場面に登場します。ただしソーが主役の作品で、ストレンジの出番は限られているため、2作目の理解に必須ではありません。ストレンジの登場シーンをすべて拾いたい人や、明るく笑える冒険活劇を1本挟みたい人に向いています。観る位置は、1作目『ドクター・ストレンジ』の直後が公開順どおりで自然です。
- MCUを全く観ていなくても『ドクター・ストレンジ』は楽しめる?
- 1作目はヒーロー誕生の物語として独立しているので、ほかのMCU作品を知らなくても問題なく楽しめます。MCUの入口として選ばれることも多い作品です。2作目については、並行世界の設定やほかのヒーローとの関係が関わってくるため、1作目に加えて『ノー・ウェイ・ホーム』や『アベンジャーズ』2作を観てからのほうが理解しやすくなります。
- 子どもと一緒に観るならどちらがいい?
- 家族で観るなら、映像の驚きが中心で明るい見せ場の多い1作目が向いています。2作目はサム・ライミ監督によるホラー風味の演出が特徴と評されており、驚かせる場面や不気味な描写が含まれるため、小さな子どもには向きにくい面があります。作品ごとの年齢区分や内容を事前に確認し、不安があれば大人が先に観てから判断するのが安心です。