マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「フェーズ」は、作品群を物語のまとまりごとに区切った単位で、フェーズ1〜3が「インフィニティ・サーガ」、フェーズ4〜6が「マルチバース・サーガ」と呼ばれています。 フェーズ1は2008年の『アイアンマン』から始まり、フェーズ3は2019年の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で区切られ、フェーズ4は2021年の『ブラック・ウィドウ』などから新しい物語に入りました。フェーズ6は2025年の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で幕を開け、2026年12月18日公開の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』もフェーズ6の作品として発表されています。この記事では、フェーズの意味とサーガの区切り、フェーズ1〜6の劇場作品を公開年つきの早見表で整理しました。全作の見る順番は別記事に譲り、ここでは一覧と区切りに絞って解説します。
結論:フェーズの区切りはこう覚える
- フェーズとは何か → 物語のまとまりごとに作品群を区切った単位。各フェーズの終わりには『アベンジャーズ』などの大作や節目の作品が置かれる
- フェーズ1〜3=インフィニティ・サーガ → 『アイアンマン』(2008年)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)までの23作。『アベンジャーズ/エンドゲーム』が集大成
- フェーズ4〜6=マルチバース・サーガ → 『ブラック・ウィドウ』(2021年)から始まり、並行世界をめぐる物語。2026年12月18日公開の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』がフェーズ6に位置づけられている
- フェーズ4以降はドラマも含む → 『ワンダヴィジョン』などの配信ドラマもフェーズに組み込まれたが、本記事の早見表は劇場作品に絞って整理
【早見表】MCUフェーズ1〜6の劇場作品を公開年つきで
公開年は日本での劇場公開年で、米国と年が異なる作品は括弧内に米国の公開年を添えています。フェーズ6の未公開作は、公式に発表された公開予定日を記載しています。
| フェーズ | 作品名 | 公開年 | 節目の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 1 | アイアンマン | 2008年 | MCUの始まり |
| 1 | インクレディブル・ハルク | 2008年 | |
| 1 | アイアンマン2 | 2010年 | |
| 1 | マイティ・ソー | 2011年 | |
| 1 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | 2011年 | |
| 1 | アベンジャーズ | 2012年 | フェーズ1の締めくくり |
| 2 | アイアンマン3 | 2013年 | フェーズ2の始まり |
| 2 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド | 2014年(米2013年) | |
| 2 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | 2014年 | |
| 2 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | 2014年 | |
| 2 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | 2015年 | |
| 2 | アントマン | 2015年 | フェーズ2の締めくくり |
| 3 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | 2016年 | フェーズ3の始まり |
| 3 | ドクター・ストレンジ | 2017年(米2016年) | |
| 3 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス | 2017年 | |
| 3 | スパイダーマン:ホームカミング | 2017年 | |
| 3 | マイティ・ソー バトルロイヤル | 2017年 | |
| 3 | ブラックパンサー | 2018年 | |
| 3 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | 2018年 | |
| 3 | アントマン&ワスプ | 2018年 | |
| 3 | キャプテン・マーベル | 2019年 | |
| 3 | アベンジャーズ/エンドゲーム | 2019年 | インフィニティ・サーガの集大成 |
| 3 | スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム | 2019年 | フェーズ3の締めくくり |
| 4 | ブラック・ウィドウ | 2021年 | フェーズ4の劇場作品の始まり |
| 4 | シャン・チー/テン・リングスの伝説 | 2021年 | |
| 4 | エターナルズ | 2021年 | |
| 4 | スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | 2022年(米2021年) | |
| 4 | ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス | 2022年 | |
| 4 | ソー:ラブ&サンダー | 2022年 | |
| 4 | ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー | 2022年 | フェーズ4の締めくくり |
| 5 | アントマン&ワスプ:クアントマニア | 2023年 | フェーズ5の始まり |
| 5 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 | 2023年 | |
| 5 | マーベルズ | 2023年 | |
| 5 | デッドプール&ウルヴァリン | 2024年 | |
| 5 | キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド | 2025年 | |
| 5 | サンダーボルツ* | 2025年 | フェーズ5の締めくくり |
| 6 | ファンタスティック4:ファースト・ステップ | 2025年 | フェーズ6の始まり |
| 6 | スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ | 2026年 | |
| 6 | アベンジャーズ/ドゥームズデイ | 2026年12月18日公開予定 | 日米同時公開と発表 |
| 6 | アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ | 2027年公開予定(米国) | マルチバース・サーガの締めくくりと発表 |
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選び方のポイント
フェーズとは「物語のまとまり」の単位
MCUのフェーズは、マーベル・スタジオが作品群を物語のまとまりごとに区切った単位です。ひとつのフェーズの中で、各ヒーローの単独作品が並び、フェーズの終わりや節目に『アベンジャーズ』のようにヒーローが集結する大作や、次の展開へつなぐ作品が置かれる構成が基本になっています。たとえばフェーズ1は『アイアンマン』で主要人物を紹介し、『アベンジャーズ』でチームが結成されて区切られます。フェーズ2・3では単独作品が増え、フェーズ3の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で大きな物語が集大成を迎えました。フェーズは公開順のかたまりでもあるため、「どこまで観たか」「次はどこから観るか」を整理する目印として使うと便利です。
サーガは「複数のフェーズをまとめた、さらに大きな区切り」
フェーズより大きな単位が「サーガ」です。フェーズ1〜3は、強大な力を持つ石をめぐる物語が軸だったことから「インフィニティ・サーガ」と呼ばれ、『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの23作がひとまとまりです。そしてフェーズ4〜6は、マーベル・スタジオが2022年のサンディエゴ・コミコンで「マルチバース・サーガ」と呼ぶことを発表しました。並行世界(マルチバース)をめぐる物語が軸で、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と、その次の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』で締めくくられると発表されています。つまり、MCU全体は現時点で「インフィニティ・サーガ」と「マルチバース・サーガ」の2つに大きく分かれる、と覚えておけば整理しやすくなります。
フェーズ4以降は配信ドラマもフェーズに含まれる
フェーズ3までは劇場作品だけで構成されていましたが、フェーズ4からはディズニープラス向けの配信ドラマもフェーズの一部として位置づけられました。フェーズ4の始まりは、劇場作品の『ブラック・ウィドウ』より前に配信された『ワンダヴィジョン』だとされています。フェーズ4の主なドラマは『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』『ホワット・イフ…?』『ホークアイ』『ムーンナイト』『ミズ・マーベル』『シー・ハルク:ザ・アトーニー』、フェーズ5の主なドラマは『シークレット・インベージョン』『ロキ』シーズン2、『エコー』『アガサ・オール・アロング』『デアデビル:ボーン・アゲイン』『アイアンハート』などです。本記事の早見表は劇場作品に絞っているため、ドラマは作品名のみの紹介にとどめます。どのドラマがどのサービスで観られるかは時期によって変わるので、視聴前に各サービスで確認してください。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』はフェーズ6に位置づけられている
2026年12月18日に日米同時公開される『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、フェーズ6の作品として発表されています。監督は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を手がけたアンソニー・ルッソとジョー・ルッソの兄弟で、アイアンマン役で知られるロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥーム役として参加することが発表されています。フェーズ6は2025年の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で始まり、2026年の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を経て『ドゥームズデイ』へ続く流れです。本記事では、公式に発表されている公開日・監督・発表済みのキャストのみを記載し、内容の推測は書いていません。公開日や作品の分類は変更されることがあるため、最新情報は公式発表で確認してください。
観る前に知っておきたいこと
- 配信状況(見放題・レンタル・購入)は時期によって変わり、同じフェーズでも作品ごとに扱いが異なることがあります。視聴前にPrime Videoの作品ページで確認し、ディズニープラスなどほかのサービスも含めて、各サービスで最新の状況を確認してください。
- 早見表の公開年は日本での劇場公開年です。『ドクター・ストレンジ』『ノー・ウェイ・ホーム』など、米国より日本の公開が翌年になった作品があるため、海外の資料と年がずれて見えることがあります。
- フェーズの区切りや作品の分類は、マーベル・スタジオの発表によって変わることがあります。未公開作の公開日も変更される可能性があるので、劇場で観る予定なら公式の最新情報を確認しましょう。
- 字幕版と吹替版の両方が用意されている作品が多く、登場人物の多い『アベンジャーズ』シリーズは吹替で観ると流れを追いやすい場合があります。
- 『デッドプール&ウルヴァリン』など、作品によって年齢区分が異なります。家族で観る場合は、作品ごとの年齢区分や内容を確認してから選んでください。
タイプ別おすすめ
インフィニティ・サーガ(フェーズ1〜3)の代表作
MCUの土台となる3つのフェーズから、それぞれの始まり・広がり・集大成を担う3作です。
マルチバース・サーガ(フェーズ4〜5)の代表作
並行世界という新しい軸が加わったフェーズ4・5から、流れをつかみやすい2作です。
フェーズ6の入口となる1作
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』へ向かうフェーズ6は、この作品から始まりました。
シーン別の選び方
- MCUをこれから始める:フェーズ1の『アイアンマン』から公開順に。早見表の上から順にたどれば、フェーズの区切りがそのまま観る順になります。
- どこまで観たか忘れてしまった:早見表で最後に観た作品を探し、そのフェーズの残りから再開を。フェーズの締めくくり作品を観たかどうかが目印になります。
- 『ドゥームズデイ』の劇場公開に備えたい:フェーズ4〜6のマルチバース・サーガを中心に。とくに『ノー・ウェイ・ホーム』『マルチバース・オブ・マッドネス』『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は並行世界の流れをつかむうえで役立ちます。
- インフィニティ・サーガだけ先に完走したい:フェーズ1〜3の23作を公開順に。『エンドゲーム』で大きな区切りを迎えるので、達成感を得やすい目標です。
- 家族や友人と1本だけ:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アントマン』など、単独でも楽しみやすいと言われる作品が候補です。
👍 メリット
- フェーズで区切ると、20作以上あるMCUでも「どこまで観たか」を整理しやすい
- 各フェーズの締めくくりに大作があり、区切りごとに達成感を得やすい
- サーガ単位で考えれば、全作を観なくても大きな流れをつかめる
- フェーズ6の公開予定が発表されているので、劇場公開に向けた予習の計画を立てやすい
👎 デメリット
- フェーズ1〜6で劇場作品だけでも40作前後あり、全部観るには長い時間がかかる
- フェーズ4以降は配信ドラマもフェーズに含まれ、映画だけでは拾いきれない要素がある
- 作品の分類や公開日はマーベル・スタジオの発表で変わることがある
- 作品によって配信の扱いが異なり、サービスをまたぐ必要が出ることがある
まとめ
- フェーズは物語のまとまりごとの区切りで、フェーズ1〜3がインフィニティ・サーガ、フェーズ4〜6がマルチバース・サーガ
- フェーズ1〜3は**『アイアンマン』(2008年)から『ファー・フロム・ホーム』(2019年)の23作**、フェーズ4以降は配信ドラマもフェーズに含まれる
- フェーズ6は**『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年)で開始**し、**2026年12月18日公開の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』**が位置づけられている
- 配信状況と公開予定は変わるため、Prime Videoや各サービス、公式発表で最新情報を確認してから観る
全作をどの順番で観るか、最低限どれを観ればよいかはマーベル映画の見る順番で公開順と時系列順の違いまで整理しています。シリーズものをもっと楽しみたいならシリーズ映画の一気見おすすめ、見放題とレンタルの違いはPrime Videoの見放題とレンタルの違いも参考にしてください。
よくある質問
- MCUのフェーズとは何ですか?
- マーベル・スタジオが、MCUの作品群を物語のまとまりごとに区切った単位です。ひとつのフェーズの中で各ヒーローの単独作品が並び、フェーズの終わりや節目に『アベンジャーズ』のような集結作や、次の展開へつなぐ作品が置かれるのが基本の構成です。フェーズは公開順のかたまりでもあるため、どこまで観たかを整理したり、次に観る作品を決めたりする目印として使うと便利です。
- インフィニティ・サーガとマルチバース・サーガの違いは?
- どちらも複数のフェーズをまとめた、フェーズより大きな区切りです。インフィニティ・サーガはフェーズ1〜3で、『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの23作。強大な力を持つ石をめぐる物語が軸で、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が集大成です。マルチバース・サーガはフェーズ4〜6で、並行世界をめぐる物語が軸になり、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』で締めくくられると発表されています。
- フェーズ6に含まれる映画はどれですか?
- 公式に発表されている範囲では、2025年の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で始まり、2026年の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、2026年12月18日公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、2027年に米国公開予定と発表されている『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』が位置づけられています。公開日や作品の分類は変更されることがあるため、最新情報は公式発表で確認してください。未発表の作品や噂については本記事では扱っていません。
- フェーズ4はどの作品から始まりますか?
- 劇場作品では2021年の『ブラック・ウィドウ』が最初ですが、フェーズ4は劇場作品より前に配信されたドラマ『ワンダヴィジョン』から始まったとされています。フェーズ4からは配信ドラマもフェーズの一部として位置づけられるようになったため、映画だけを追うか、ドラマも含めて追うかで本数が大きく変わります。本記事の早見表は劇場作品に絞っているので、ドラマは作品名のみを紹介しています。
- フェーズごとに観る順番は変えたほうがいい?
- 基本は早見表の上から、つまり公開順に観るのが迷わない方法です。フェーズの区切りは公開順のかたまりでもあるので、フェーズ1を観終えたらフェーズ2へ、と進めれば自然に流れを追えます。全作を観る時間がない場合は、各フェーズの締めくくりとなる作品と『アベンジャーズ』シリーズを優先し、気になるヒーローの単独作品を足していく方法があります。詳しい観る順番は見る順番の記事で整理しています。
- 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の前に何を観ておけばいい?
- 公式に発表されているのは公開日・監督・発表済みのキャストまでで、物語の内容は本記事では推測しません。ただ、フェーズ6の作品として位置づけられ、マルチバース・サーガの流れにある作品なので、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』など、並行世界の流れをつかめる作品を観ておくと備えになります。配信状況は各サービスで確認してください。